「再生機(リフレッシュ複合機)」は、お得?「新品同様の品質」は本当か?

「再生機(リフレッシュ複合機)」は、お得?「新品同様の品質」は本当か?

ベテランGメン園川

今回は、再生機(リフレッシュ機)について解説します。「リフレッシュド機」「リユース機」「リコンディショニング機」とも呼ばれる再生機。「新品より安いのに新品同様」と言われますが、果たして本当でしょうか?

オペレーター 杏奈

「超お得な再生機!今月は限定5台」など、お得感をあおる演出がされることもありますが、決断を急がないでください!

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 再生機の『レンタル』を検討中の方!要注意!
「中古の再生機」であるにも関わらず、メーカーから卸したばかりの「新品の再生機」のように見せかけて、月額2,000円~3,000円程度で契約期間5年縛りの格安レンタルを持ち掛ける業者が出没しています。カウンター料金は相場の2~4倍程度(カラー20~40円/枚、モノクロ2~4円/枚)と、非常に高額です。ご注意ください。

 

再生機(リフレッシュ機)とは?

再生機

 再生機とは?
再生機は、メーカー責にて中古コピー機を分解・清掃・組み立てしたものです。各メーカーによって呼び名は様々で、「リフレッシュド機」「リユース機」「リコンディショニング機」とも呼ばれます。摩耗・消耗部品は交換されており、出荷前の検査では新品同様の評価がつけられます。本体価格は新品複合機よりも安価。部品をリユースして使用することから、新品からの製造と比較して約半分のCO2排出量となり、非常にエコです。

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再生機、ええやん♪めっちゃお得やん♪安くて環境に良いって素晴らしいやん♪

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

う~ん。確かにそうなんですが、メリットだけでなくデメリットも多いんですよ。検品時点で「新品同様」と認められているとはいえ、使用している部品の約8割は中古コピー機から……ですからね。今後、どのように劣化していくか?を考えないと。

オペレーター 杏奈

その通り!結論としては、決して「お得」ではないです。再生機を選ぶならデメリットを考慮しましょう。
え?ほんならそのデメリットやらを教えてくれへん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

承知しました。それでは詳しく解説していきますね。

 

再生機(リフレッシュ機)のデメリット

再生機のデメリットは以下の4点が考えられます。

 

▼再生機(リフレッシュ機)のデメリット

  • 中古部品を使用している⇒不具合が起こりやすいかも
  • 本体価格は安いが、カウンター料金は高い
  • リース不可の場合が多い再生機!レンタル?レンタルは注意!
  • 販売中の機種が少ない

上記のデメリットについて詳しく見ていきます。

中古部品使用率は約8割⇒新品より不具合率高め?

再生機(リフレッシュ機)の中古コピー機部品使用率は、メーカーによって異なりますが、例えば富士フイルム(ゼロックス)「ApeosPort-VII C R」シリーズの部品リユース率は、最大84%です。

リユース部品選定基準は非常に厳格で、「新品」として扱えるレベルのものに限られてはいます。また、中古部品使用率が高いことを即、不具合率に結び付けるのはナンセンスです。よって、メーカーは再生機を「新品同様」と断言しています。

うん、つまり、中古部品使っててもメーカーは「新品同様の品質を担保する」言うてるんやな。であるならば、不具合が起こる確率も新品同様の頻度って考えてもええんやな?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いえ、メーカーは再生機の不具合率については言及していません。また、実際、保守費用に目を向けてみると……「メーカーさん、本当に再生機を新品同様と思っていますか?」と伺いたくなります。
なにそれ?どういうこと?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

「カウンター料金」ですよ!及川さん。

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本体価格は安いが、カウンター料金は高い

再生機(リフレッシュ機)の本体価格は、同モデルの中古複合機よりは高いですが、新品複合機より若干安いです。

例えば新品で60万円の機種。中古だと20万円未満ですが、再生機だと40万円程度は必要です。

新品よりは安いな。やっぱり再生機はお得なんちゃう?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

いえ!問題はカウンター料金です!カウンター料金が高いんです!再生機のカウンター料金は新品複合機のカウンター料金の2~4倍かかると思ってください!
2~4倍!?た、高い!

新人Gメン及川

 

  再生機(リフレッシュ機) 新品
カウンター料金相場(カラー) 20~40円/枚 10円/枚
カウンター料金相場(モノクロ) 2~4円/枚 1円/枚

 

カウンター料金とは?
カウンター料金を支払うことにより、保守料金が無料になる。カウンター料金=保守料金。カウンター料金は印刷1枚ごとに課金される。つまり、カウンター料金単価が高いと、印刷コストは高くなる。

 

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わお!なんで再生機のカウンター料金はこんなに高いんや!?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

おそらく…新品複合機よりも再生機のほうが不具合が起こる率が高いのではないか?と。不具合がよく起こるコピー機の保守料金が高くなるのは当然ですよね。

オペレーター 杏奈

印刷枚数が少ないなら多少カウンター料金が高くてもOKですが、月間印刷枚数が多い場合、カウンター料金はカラー12円/枚以下、モノクロ1.2円/枚以下でないとキツイですよ~。
 印刷枚数が1000枚以上なら、再生機は損!
カウンター料金カラー12円/枚・モノクロ1.2円/枚以下の新品コピー機導入を検討しよう!

 

 

リースは不可?ならば、レンタル?再生機のレンタルは要注意!

コピー機・複合機はリース契約されることが多く、「一括購入」する方は稀です。リース契約の場合、「初期費用が安くおさえられる」「保険料はリース会社もち」「初期費用が安い」などのメリットがあります(※「複合機・コピー機リースのメリット&デメリット」)。

ですが、再生機(リフレッシュ機)では「リース契約NG」とされることが多く、一括購入を選択するしかない場合も……。一括購入するとなると、「自分で保険に入る」「最初にまとまったお金が必要」等、デメリットがあります。

リースや一括購入が難しい場合は、「レンタル」もあります。レンタルの場合、一括購入より割高になります。短期利用にはおすすめですが、長期利用にはおすすめしません。

 

再生機レンタルご検討の方、ご注意ください!!!

最近は、リースとレンタルを掛け合わせたような仕組みの「再生機のレンタル」も登場しています。本来、レンタルはいつでも解約できるのがメリットです。が、「レンタル最低契約期間」を設けることにより、解約しにくい仕組みの再生機レンタルが登場しています。

それだけでなく、なんと「中古再生機」を「格安レンタル」と銘打ってレンタルさせようとする業者も!!!

ん?どういうこと?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

例えば、他の方が使い終わった再生機(リコンディショニング機)。つまり、「再生機の中古品」を「格安レンタル」と称して、「再生機の中古品」であることを隠して月々2000円~3000円でレンタルさせようとする業者が登場しています。もちろん、カウンター料金もがっぽり取ろうとしていますよ。これは、、、ちょっとグレー、いや限りなくブラックなやり口です。

オペレーター 杏奈

うわ、マジですかぁ!めっちゃヤバいですね。

オペレーター 杏奈

皆さん、騙されないように!

 

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販売中の機種が少ない

再生機(リフレッシュ機)生産には各メーカー、それほど力をいれていません。再生機(リフレッシュ機)を発売しているメーカーも、「富士フイルム(ゼロックス)」「キヤノン」「リコー」の3社と限られています。

つまり、再生機の選択肢はめちゃくちゃ少ないっちゅうことやな!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい、参考までに各社で現在売り出し中の再生機(リフレッシュ機)A3カラー複合機画像を掲載します。

 

▼富士フイルム(ゼロックス)「ApeosPort-VII C Rシリーズ」6機種

ApeosPort-VII CRシリーズ

>>>富士フイルム(ゼロックス)の再生機『ApeosPort-VII C2273 R等』リースについてはこちら

 

 

▼キヤノンrefreshedシリーズ(再生品)「iR-ADV C RG」シリーズ2機種

キヤノンrefreshedシリーズiR-ADV(再生品)

>>>『iR-ADV C3530F III-RG/C5550F III-RG』キヤノンのリースについてはこちら

 

 

リコーのリコンディショニング機、2機種

リコーのリコンディショニング機

「MP C3004RC/C4504」のリース価格やカウンター料金

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再生機(リフレッシュ機)のメリット

ベテランGメン園川

ここまで再生機のデメリットを見てきましたが、もちろんメリットもあります!確認しましょう。

再生機(リフレッシュ機)のメリットは「本体価格が新品より少し安い」「中古とは違い、メーカー保守を受けられる」「環境に優しい」ことです。

▼再生機(リフレッシュ機)のメリット

  • 本体価格が新品より少し安い
  • 中古とは違い、メーカー保守を受けられる
  • 環境に優しい

上記のメリットについて解説します。

 

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本体価格が新品より少し安い

再生機(リフレッシュ機)の本体価格は、新品の同型機よりも安いです。

具体的には新品と比較して、どのぐらい割安なん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

すみません、再生機(リフレッシュ機)の本体価格は「オープン価格」となっており、公開されていません。そして、販売店によって販売額は違い、再生機(リフレッシュ機)は取り扱いの数も少ないため、「相場」も存在しません。(キリッ)
うぉ~い!そんなええかげんな情報でええんか?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

まあでも、考えてみてくださいよ。が、「部品の8割以上が中古部品」「カウンター料金も高い」「最新機能が搭載されていない」ということを考えると、新品と同等額で販売しても買い手は居ないですよね。つまり、「新品よりは安く販売されている」ということです。

ベテランGメン園川

ただ…先日、A販売店に聞いたところ、「再生機(リフレッシュ機)は高いですよ。うちは新品のほうが安く出せますよ」と。そういう販売店も多いようです。

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オペレーター 杏奈

再生機(リフレッシュ機)を新品よりもめちゃくちゃ安くリース(レンタル)できますよ、と打ち出している販売店は要注意です。再生機(リフレッシュ機)は決して新品よりめちゃくちゃ安いコピー機ではありません!「新品より少し安いコピー機」もしくは「新品より高いコピー機」です。
 再生機の『レンタル』を検討中の方!要注意!
「中古の再生機」であるにも関わらず、メーカーから卸したばかりの「新品の再生機」のように見せかけて、月額2,000円~3,000円程度で契約期間5年縛りの格安レンタルを持ち掛ける業者が出没しています。カウンター料金は相場の2~4倍程度(カラー20~40円/枚、モノクロ2~4円/枚)と、非常に高額です。ご注意ください。

 

 

中古とは違い、メーカー保守を受けられる

新品同様として販売されている再生機(リフレッシュ機)ですが、中の部品の8割以上は中古部品です。

中古複合機の場合は通常、メーカー保守は受けられず、中古複合機販売店の保守になります。販売店保守はメーカー保守と比較すると、当たりはずれが大きいと言われます。

が、再生機(リフレッシュ機)はメーカーによって「新品同様」と認定されているため、メーカー保守が受けられます!

おお!メーカー保守が受けられるんは安心やな♪拠点数も多いしな。腕も確かやし。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい、ただし……デメリットでも挙げましたが、保守を受けるために必要な「カウンター料金は高い」です。新品複合機の2~4倍程度は必要ですので、ご注意ください。

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環境に優しい

再生機(リフレッシュ機)は、エコです。環境問題に関心が高い企業様には、新品複合機よりも再生機(リフレッシュ機)の導入をおすすめします。

例えば、富士フイルム(ゼロックス)の「ApeosPort-VI C RC」シリーズには、リユース部品が8割以上使われています。新品コピー機と比較すると、製品の原材料調達に関わるCO2排出量が最大76%も削減されているそうです!

ベテランGメン園川

「まだまだ使える部品」をリユースする!素晴らしいですよね。

オペレーター 杏奈

はい!大切な資源を「廃棄物」とせず、貴重な「資源」として使うという発想は、素晴らしいと思います。持続可能な循環型社会へ向けて、必要な取り組みですね。

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再生機(リフレッシュ機)はどんな企業におすすめ?

結局のところ、再生機(リフレッシュ機)ってどんな企業におすすめなん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい!再生機(リフレッシュ機)がどんな企業におすすめなのか?まとめますね。
▼再生機(リフレッシュ機)をおすすめする企業の特徴

  • 印刷枚数は少ない(月間500枚未満)
  • 多少古くてもいいが、中古コピー機より不具合が起こりにくいコピー機がいい
  • 本体価格が安くて新品同様という保証があるコピー機がいい
  • 一括購入できる資金的な余力がある

 

オペレーター 杏奈

逆に、以下のような企業には、再生機(リフレッシュ機)はおすすめできません!
▼再生機(リフレッシュ機)をおすすめしない企業の特徴

  • 印刷枚数が多い(月間1000枚以上)
  • リース契約したい
  • 最新機種でオフィスのDX化を進めたい
  • コピー機の不具合が起こると困る

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【結論】再生機よりも新品リースがおすすめ

コピー機の再生機(リフレッシュ機)についてちょっと詳しくなった気がするわ~。結局のところ、「新品リース」のほうが無難っちゅうことやろ?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい!その通りです!及川さん、たまにはちゃんと話聞いてくれるんですね!
はん?失礼やな。ワシはいっつも大真面目に話聞いとるで?

新人Gメン及川

▼再生機(リフレッシュ機)のデメリット

  • 中古部品を使用している⇒不具合が起こりやすいかも
  • 本体価格は安いが、カウンター料金は高い
  • リース不可の場合が多い再生機!レンタル?レンタルは注意!
  • 販売中の機種が少ない

オペレーター 杏奈

再生機(リフレッシュ機)はメリットよりもむしろデメリットが多いですし、「再生機のレンタル」と称して「中古複合機のレンタルをぼったくり料金」でやろうとする業者もいます!皆さん、気を付けてくださいね。

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 再生機の『レンタル』を検討中の方!要注意!
「中古の再生機」であるにも関わらず、メーカーから卸したばかりの「新品の再生機」のように見せかけて、月額2,000円~3,000円程度で契約期間5年縛りの格安レンタルを持ち掛ける業者が出没しています。カウンター料金は相場の2~4倍程度(カラー20~40円/枚、モノクロ2~4円/枚)と、非常に高額です。ご注意ください。

 

 

「相見積ってメンドクサイ」を解決!「コピー機Gメン見積取りまとめサービス」

ベテランGメン園川

最後に、「コピー機Gメン 見積取りまとめサービス」について紹介します!「相見積ってメンドクサイ」をワンストップで解決するサービスです。

コピー機Gメン 見積取りまとめサービス

※注:お急ぎの場合や、メーカー指定がある場合、地域、希望条件によっては、2~3の販売店をお客様に直接紹介する場合もあります。

コピー機Gメンでは、2021年より「見積取りまとめサービス」を開始しました。従来型比較見積のデメリットである「販売店との面倒なやり取り」を無くす、画期的なシステムです。

お客様のご希望をGメンスタッフがヒアリングし、その結果をもとに適切な販売店からまとめて見積を取り寄せます。

見積の中で気に入った案件がある場合は、お客様からコピー機Gメンにご連絡いただき、その後、販売店とお客様をお繋ぎします。

見積の中で気に入った案件が無い場合は、販売店とお客様をお繋ぎすることはございません。

オペレーター 杏奈

つまり、お客様は気に入った1社のみとやりとりするだけ!コピー機選びに無駄な時間を費やす必要はありません。

ベテランGメン園川

当然ながら、見積額が気に入らない場合は、お断りいただいて大丈夫です。お客様の情報が販売店に流れることもありませんので、その後の営業攻勢に悩まされることもないですよ。
無料やし、ぜひ利用してみてや~。

新人Gメン及川

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