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デュプロ印刷機の価格相場
デュプロの印刷機である「デュープリンター」は、全部で7機種あります。
まず機種ごとの価格について解説します。
DP-Xシリーズ:995,000円~
デュープリンターのメインである「DP-Xシリーズ」は、以下の5機種がラインナップされています。
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機種名 | DP-X850 | DP-X650 | DP-X620 | DP-X550 | DP-X520 |
---|---|---|---|---|---|
本体希望小売価格(税別) | 1,832,000円 | 1,601,000円 | 1,361,000円 | 1,204,000円 | 995,000円 |
月額リース料金目安 (6年リース) |
29,700円 | 26,000円 | 22,100円 | 19,700円 | 16,300円 |
印刷速度 | 200枚/分 | 200枚/分 | 200枚/分 | 155枚/分 | 155枚/分 |
対応用紙サイズ | A3 | A3 | A3 | A3 | A3 |
印刷可能サイズ | A3 | A3 | B4 | A3 | B4 |
DP-Xシリーズは機種によって印刷速度や印刷可能サイズが異なり、月額リース料金の相場価格は16,300~29,700円ほどです。
速度と印刷可能サイズ以外には画像解像度に差がありますが、文書のみのプリントであれば仕上がりに大きな違いはないため、比較的安価なDP-X550やDP-X520でも充分な性能を発揮してくれます。
DP-α700:1,519,000円
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機種名 | DP-α700 |
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本体希望小売価格(税別) | 1,519,000円 |
月額リース料金目安 (6年リース) |
25,000円 |
印刷速度 | 155枚/分 |
対応用紙サイズ | A3 |
印刷可能サイズ | A3 |
DP-α700は、デュープリンターのなかで唯一自動両面印刷に対応したモデルです。
6年リースの場合は25,000円前後が月額リース料金の目安となっています。
DP-G320:670,000円
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機種名 | DP-G320 |
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本体希望小売価格(税別) | 670,000円 |
月額リース料金目安 (6年リース) |
11,100円 |
印刷速度 | 130枚/分 |
対応用紙サイズ | A3 |
印刷可能サイズ | B4 |
DP-G320は月額リース料金が11,100円程度と、もっとも安価なモデルです。
上位モデルのDP-X850と比べると印刷速度はやや遅くなりますが、分速130枚もあれば一般的な複合機よりもはるかに速い速度で印刷が可能。1,000枚の印刷も約8分で終わります。
デュプロ印刷機のランニングコスト
デュープリンターは、一般的な複合機と印刷コストの仕組みが異なります。
以下では、ランニングコストの仕組みや複合機との比較について解説します。
印刷枚数が多ければ多いほど安くなる

デュプロの印刷機であるデュープリンターは、印刷すればするほど安くなるのが特徴です。
マスターと呼ばれる版を作成し、版にインクを流して印刷を行なう版画のような仕組みで印刷を行ないます。
1度の印刷でかかるコストが「マスター代+インク代」であるため、ひとつのマスターを使ってたくさんプリントするほど、1枚あたりの単価が下がるようになっているのです。
たとえば、ひとつのマスターを作成するのに100円かかるとすると、
1枚しか印刷しない場合:1枚あたりのコストは「マスター代100円+インク代」
10枚印刷する場合:1枚あたりのコストは「マスター代10円+インク代」
となります。
一般的な複合機と比較
複合機の場合、「モノクロ1円」「カラー10円」など1枚あたりの単価に印刷枚数をかけた金額(カウンター料金)が印刷コストになります。
一方で、デュープリンターは1種類のプリントを何枚印刷するかによって単価が変化し、印刷コストが上下します。
印刷の仕方は企業によってさまざまです。使い方によってどのような金額差になるのか、シミュレーションしてみましょう。
複合機(1枚1円) | デュプロ印刷機デュープリンター | |
10枚 | 10円 | 41.6円 |
50枚 | 50円 | 44.5円 |
100枚 | 100円 | 48円 |
500枚 | 500円 | 75円 |
1,000枚 | 1,000円 | 110円 |
1種類のプリントを1,000枚印刷した場合、複合機では1,000円、デュープリンターでは110円という結果になりました。
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次に、10種類のプリントを100枚ずつ印刷した場合のコストも比較してみます。
「1種類のプリント×100枚」を「10パターン」印刷すると、最終的には上記と同じように1,000枚印刷したことになりますが、金額差は以下のようになります。
複合機 | デュプロ印刷機デュープリンター | |
---|---|---|
1種類のプリントを100枚印刷 | 100円 | 48円 |
10種類印刷して合計1,000枚 | 1000円 | 480円 |
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では最後に、1,000種類のプリントを1枚ずつ印刷した場合の金額を見てみましょう。
複合機 | デュプロ印刷機デュープリンター | |
---|---|---|
1枚あたりの単価 | 1円 | 41.6円 |
1枚ずつ1,000枚印刷した場合のコスト | 1,000円 | 41,600円 |
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同じ1,000枚でも、印刷の仕方によってコストに大きな差があることがわかりました。
デュープリンターは1種類の印刷物を作成するごとに、新しくマスターを作ります。そのため、1つのマスターを使用して何枚印刷するかでコストが大きく変わるのです。
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デュプロ印刷機のおすすめ機種
デュープリンターは大まかに3つのモデルがあり、それぞれ異なる特徴を持ちます。
以下では、3つのモデルの特徴やおすすめする使い方を解説します。
DP-Xシリーズ
DP-Xシリーズは、最上位モデルのDP-X850からエントリーモデルのDP-X520まで5機種のラインナップがあります。
5機種のうち3機種が、分速200枚の高速印刷に対応。とにかく速く大量に印刷したいなら、DP-Xシリーズがおすすめです。
また、画質も600×600dpiや400×400dpiと高精細なプリントを可能とした機種もあり、モノクロでも鮮明な写真プリントができます。画像が潰れづらく、見やすい仕上がりになるため、企業の広報誌で写真を掲載する場合や不動産のチラシで間取りの細かな図面を載せる際も安心して印刷できます。
DP-α700
DP-α700は印刷機業界ではじめてスタックイン機構を搭載し、自動で両面印刷が可能となっています。
ズレや汚れ、破れが発生することなくスムーズに両面印刷ができます。複合機には適さないわら半紙にも対応しており、薄紙を利用するならDP-α700の導入がおすすめです。
DP-G320
DP-G320は価格を抑えたリーズナブルなモデルです。印刷速度は毎分130枚ですが、そのほかの機能はDP-XシリーズやDP-α700と大きな違いはありません。文書のみを印刷するためのサブ機としての導入したい方や、導入コストを抑えたい方におすすめの機種となっています。
デュプロ印刷機と理想科学「リソグラフ」を比較
印刷機といえば、デュプロのデュープリンター以外にも理想科学から「リソグラフ」が販売されています。
どちらも印刷スピードが速く、印刷する枚数が多くなるほどコストが安くなる特徴を持っています。
ただしデュープリンターがモノクロ印刷のみなのに対し、リソグラフは2色刷りにも対応している点に違いがあります。
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機種名(メーカー) | デュープリンター(デュプロ) | リソグラフ(理想科学) |
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本体価格(税別) | 670,000~1,832,000円 | 650,000~2,250,000円 |
特徴 | カラーはモノクロのみ。 印刷スピードは130~200/分。 |
カラーは、モノクロ、2色刷りに対応。 印刷スピードは150~190枚/分。 |
オペレーター 杏奈
【まとめ】印刷機のご相談ならコピー機Gメン
以上、デュプロ印刷機「デュープリンター」の価格について解説しました。
デュープリンターの価格まとめ
- DP-Xシリーズ:本体価格995,000円~1,832,000円、月額リース料金の目安16,300~29,700円
- DP-α700:本体価格1,519,000円、月額リース料金の目安25,000円
- DP-G320:本体価格670,000円、月額リース料金の目安11,100円
- 印刷コストは、印刷する枚数によって1枚1円以下~10円以上など変動する
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