【全メーカー対応】複合機のお見積り
30社の複合機販売店を独自調査したコピー機Gメンが、安さと対応力に優れた販売店を2~3社ご紹介します。
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50~55枚機の複合機をメーカー別で比較!
出典:京セラドキュメントソリューションズ
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
コピー機の印刷速度と想定される月間印刷枚数
印刷速度/分 | 月間の印刷枚数の目安 | 最小枚数 | 最大枚数 |
22枚 | 2,200枚 | 1,200枚 | 3,000枚 |
25枚 | 2,200枚 | 1,200枚 | 3,000枚 |
28枚 | 4,000枚 | 3,000枚 | 6,000枚 |
30枚 | 4,000枚 | 3,000枚 | 6,000枚 |
36枚 | 6,000枚 | 5,000枚 | 8,000枚 |
45枚 | 12,000枚 | 8,000枚 | 27,000枚 |
55枚 | 17,000枚 | 11,000枚 | 40,000枚 |
65枚 | 21,000枚 | 15,000枚 | 50,000枚 |
75枚 | 27,000枚 | 20,000枚 | 60,000枚 |
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
各メーカーのオススメ機種【50~55枚機】
富士ゼロックス | リコー | コニカミノルタ | シャープ | 東芝 | 京セラ | キャノン | |
機種名 | DocuCentre-VII C5573 PFS | IM C5500 | bizhub C558 | MX-5171 | e-STUDIO 5015AC | TASKalfa 5053ci | iR-ADV C5550F III |
印刷速度(A4ヨコ) | 55枚/分 | 55枚/分 | 55枚/分 | 51枚/分※ | 50枚/分※ | 50枚/分※ | 50枚/分※ |
機種の外観 | ![]() |
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発売日 | 2018年11月 | 2019年1月 | 2016年8月 | 2019年3月 | 2018年11月 | 2019年2月 | 2019年1月 |
幅×奥行:mm※ | 1,072×723 | 1,104×738 | 937×693 | 1,009×660 | 968×822 | 920×665 | 943×742 |
重量 | 132Kg | 98Kg | 110Kg | 90Kg | 79Kg | 95Kg | 143Kg |
メモリ | 4GB | 2GB | 4GB | 5GB | 4GB | 4GB | 4GB |
HDD | 160GB | 320GB | 250GB | 500GB | 320GB | 320GB | 250GB |
本体定価:税別 | 288万円 | 196万円 | 245万円 | 217万円 | 230万円 | 178.5万円 | 250万円 |
※シャープは55枚機ではなく51枚機、東芝・京セラ・キャノンは50枚機。また、幅×奥行=機械占有寸法です。
コニカミノルタだけ少し前の機種を紹介していますが、2019年5月にbizhubの第2世代「bizhub i シリーズ」として「bizhub C360 i / C300 i / C250 i」が発売されたものの、最も速い機種でも36枚機なので、今回は印刷速度の近い「bizhub C558」で比較を行いました。
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【全メーカー対応】複合機のお見積り
30社の複合機販売店を独自調査したコピー機Gメンが、安さと対応力に優れた販売店を2~3社ご紹介します。
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本体価格の安さで選ぶなら?
各メーカーの55枚機(シャープは51枚機、東芝・京セラ・キャノンは50枚機)を並べてみましたが、本体価格は京セラの「TASKalfa 5053ci」が最も安く、定価で178万5,000円、次いでリコーの「IM C5500」が196万円でした。定価ベースで200万円を下回るのは、この2機種だけです。
しかし、京セラの「TASKalfa 5053ci」は50枚機なので、月間の印刷枚数が33,000枚以上なら物足りなさを感じるかもしれません。
一方、定価ベースで最も高額な機種は富士ゼロックスの「DocuCentre-VII C5573 PFS」で288万円。同じ55枚機のリコー「IM C5500」とは92万円、コニカミノルタ「bizhub C558」とは43万円の差があります。50枚機でも問題なければ京セラの「TASKalfa 5053ci」とは109万円以上も差が開くので、コスト重視のオフィスにとって、ゼロックス機の導入はやや厳しいと言えるでしょう。
【結論】50~55枚機の複合機を安さで選ぶなら→京セラの「TASKalfa 5053ci(50枚機)」がオススメ!55枚機が良ければリコー「IM C5500」がGoodです!
しかし、定価は「あくまでも定価」であり、実際は定価の約50%~70%の金額でリース・購入することが可能です。

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【コピー機を安く買う方法】富士ゼロックス編・リコー編・キャノン編・コニカミノルタ編・シャープ編・京セラ編
省スペースで選ぶなら?
A3サイズ対応の複合機は、ある程度の設置スペースを必要とします。カタログや公式サイトのスペック表を見ると『大きさ(横幅×奥行×高さ)』と『機械占有寸法』の両方が記載されていますが、手差しトレイの開放時など、複合機の利用中をイメージして『機械占有寸法』の方を参考にしましょう。
特に、自宅兼事務所の個人事業主やSOHOなど、比較的スペースの余裕がない場所に複合機を置きたい場合は、快適な空間を保つためにも、コンパクトな機種を選ぶことが大切です。同様に部署やチームごとに設置する際も、省スペースは重視される傾向があります。
上記で紹介した機種の中で、最も横幅を取らない機種は京セラ「TASKalfa 5053ci」の920mmで、奥行きも665mmと小さく、コンパクトに設置できます。
横幅×奥行の『機械占有寸法』を小さい順に並べると、京セラの「TASKalfa 5053ci」が611,800mm(横920×奥行665mm)、コニカミノルタの「bizhub C558」が649,341mm(横937×奥行693mm)、シャープの「MX-5171」が664,950mm(横1,009×奥行660mm)、キャノンの「iR-ADV C5550F III」が699,706mm(横943×奥行742mm)で、この4機種であれば『機械占有寸法』が700,000mmを超えません。
一方、リコーの「IM C5500」は814,752mm(横1,104×奥行738mm)、東芝の「e-STUDIO 5015AC」は795,696mm(横968×奥行822mm)、富士ゼロックスの「DocuCentre-VII C5573 PFS」は775,056mm(横1,072×奥行723mm)と『機械占有寸法』が700,000mmを超え、外付けフィニッシャー等を付けると、さらに大きくなるため、充分ゆとりのある設置スペースが必要です。
【結論】省スペースを重視して50~55枚機の複合機を選ぶなら→京セラ「TASKalfa 5053ci」がBest!リコーの「IM C5500」と比べると本体の設置面積が200,000mm以上も小さく済みます。
オペレーター 杏奈
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【全メーカー対応】複合機のお見積り
30社の複合機販売店を独自調査したコピー機Gメンが、安さと対応力に優れた販売店を2~3社ご紹介します。
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使いやすさで選ぶなら?
富士ゼロックス | リコー | コニカミノルタ | シャープ | 東芝 | 京セラ | キャノン | |
機種名 | DocuCentre-VII C5573 PFS | IM C5500 | bizhub C558 | MX-5171 | e-STUDIO 5015AC | TASKalfa 5053ci | iR-ADV C5550F III |
操作パネルのサイズ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ |
操作パネルの画像 | ![]() |
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テンキー | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト | ハード | ソフト | ソフト |
フリック・ドラッグ | ○ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ピンチイン・アウト | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
角度調整 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
wifi対応 | オプション | オプション | オプション | ○ | オプション | オプション | ○ |
給紙枚数:標準 | 2,340枚 | 1,280枚 | 1,265枚 | 700枚 | 1,300枚 | 1,265枚 | 1,400枚 |
給紙枚数:最大 | 4,640枚 | 5,030枚 | 7,115枚 | 7,100枚 | 3,660枚 | 8,265枚 | 7,250枚 |
FAX | ○ | ○ | △ | ○ | △ | △ | ○ |
FAX電送時間 | 2秒台 | 約3秒 | 2秒台 | 2秒台 | 2秒台 | 3秒未満 | 約2.6秒 |
※FAXの△印はオプション。
近年は、ほとんどのメーカーでスマホと同様の操作性を複合機にも取り入れており、初心者でも直感的に操作できるほど『使いやすさ』は飛躍的に進化しています。
出典:リコー
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
操作パネルは各メーカーとも10.1インチと同じサイズで、どのメーカーもパネルの角度を調整することができます。
他にも、紙詰まり時の処理方法や消耗品の補給などの手順をアニメーションで案内する「アニメーションガイダンス」や自分のボタンをタッチするだけで個別の画面にログインできる「簡単ログイン」などメーカーごとに工夫を凝らしていますが、似たような性能がほとんどのメーカーの複合機にも搭載されているため、『使いやすさ』に関しては大きな違いは見られません。
強いて挙げるならば、シャープの複合機は『やさしい』をコンセプトに掲げており、原稿の取り忘れや用紙補充、印刷完了を音声でお知らせする「音声アシスト」、操作・起動・認証時などを状況に合わせてLEDでナビゲートする「コミュニケーションランプ」など、初心者でも使いやすい設計になっています。
【結論】初心者が安心して使える50~55枚機の複合機を選ぶなら→シャープの「MX-5171」がオススメ!“うっかり”を防止する親切な機能が搭載され、作業ミスによる情報漏洩の防止に役立ちます。
印刷の美しさで選ぶなら?
富士ゼロックス | リコー | コニカミノルタ | シャープ | 東芝 | 京セラ | キャノン | |
機種名 | DocuCentre-VII C5573 PFS | IM C5500 | bizhub C558 | MX-5171 | e-STUDIO 5015AC | TASKalfa 5053ci | iR-ADV C5550F III |
機種の外観 | ![]() |
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コピー読込解像度 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 |
コピー書込解像度 | 1,200×2,400 | 600×600 | 1,800×600 | 600×600 | 600×600 | 1,200×1,200 | 9,600×1,200 |
諧調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 |
プリント解像度 | 1,200×2,400 | 1,200×1,200 | 1,800×600 | 1,200×1,200 | 600×600 | 1,200×1,200 | 1,200×1,200 |
※諧調=256諧調は1670万色。解像度はdpi.
解像度のdpiとは?
解像度に使われる単位『dpi』とは “dots per inch” の略で、1インチ内に表現できるドット数を表します。『dpi』の数が大きいほど密度の濃い印刷に仕上がるため、例えば解像度が「1,200dpi×2,400dpi」の機種と「600dpi×600dpi」の機種では、「1,200dpi×2,400dpi」の機種の方が、きめ細かい印刷物になります。
しかし、300dpi以上の解像度は人の目で判別できないと言われており、高解像度の機種は印刷速度の低下や本体価格の高額化などデメリットが生じることもあります。デザイン系の事務所など細かい表現や再現性にこだわる会社は解像度の高い機種をオススメしますが、それ以外であれば「600dpi×600dpi」の解像度でも印刷の品質に問題を感じることはありません。
オペレーター 杏奈
印刷の品質が最も高く評価されているメーカーは富士ゼロックスです。他メーカーと比べて本体価格は高額ですが、再現が難しいと言われているブルー系の発色やグラデーションの滑らかさ等にも定評があります。
過去にコピー機Gメンが行った「ゼロックス、キャノン、コニカなど複合機各社の関係者が揃った座談会」や「色調調整の専門家による評価」でも、富士ゼロックスの画質は高評価でした。
他にも、キャノンやコニカミノルタなどカメラメーカーの複合機は、写真印刷やカラー印刷に長けているなど、メーカーによって異なる特徴を持っています。
また、印刷の美しさとは異なりますが、特徴が際立っているのは東芝の複合機です。画質の評価は平均的ですが、特殊用紙への対応力に優れており、耐水紙・耐水シール・クリアホルダー・特殊加工紙・LEDパネル用フィルムなど、合計14種類の用紙に対応しています。
そのため、屋外や事務所内に貼る掲示物やポスター、店内のPOPやメニューなどが急に必要になった場合も、1枚から簡単に作成できるので、注意事項などの早急な徹底やコスト削減に有効です。
【結論】印刷の美しさで50~55枚機の複合機を選ぶなら→イチオシは富士ゼロックスの「DocuCentre-VII C5573 PFS」です!他にキャノンの「iR-ADV C5550F III」やコニカミノルタの「bizhub C558」もカラーの美しさには定評があります。
▼コピー機Gメンでは全メーカーのお見積もりが可能です!
【全メーカー対応】複合機のお見積り
30社の複合機販売店を独自調査したコピー機Gメンが、安さと対応力に優れた販売店を2~3社ご紹介します。
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富士ゼロックス | リコー | コニカミノルタ | シャープ | 東芝 | 京セラ | キャノン | |
機種名 | DocuCentre-VII C5573 PFS | IM C5500 | bizhub C558 | MX-5171 | e-STUDIO 5015AC | TASKalfa 5053ci | iR-ADV C5550F III |
機種の外観 | ![]() |
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ファーストコピー:カラー | 5.2秒 | 4.2秒 | 4.4秒以下 | 4.8秒 | 5.7秒 | 4.8秒以下 | 5.2秒 |
ファーストコピー:モノクロ | 3.7秒 | 2.9秒 | 3.5秒以下 | 3.7秒 | 4.4秒 | 3.7秒以下 | 3.5秒 |
ウォームアップ:カラー | 30秒以下 | 21秒 | 25秒以内 | 45秒 | 約20秒 | 17秒以下 | 30秒以下 |
ウォームアップ:モノクロ | 30秒以下 | 21秒 | 23秒以内 | 40秒 | 約20秒 | 17秒以下 | 30秒以下 |
リカバリータイム | 5秒以下 | 7.6秒 | 非公開 | 非公開 | 12秒以下 | 非公開 | 10秒以下 |
最大消費電力 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW | 1.5kW以下 |
エネルギー消費効率/年 | 130kWh | 113kWh | 172kWh | 157kWh | 123kWh | 127kWh | 130kWh |
スキャン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スキャン:片面 | 80枚/分 | 120枚/分 | 120枚/分 | 110枚/分 | 120枚/分 | 120枚/分 | 80枚/分 |
スキャン:両面 | 154枚/分 | 240枚/分 | 240枚/分 | 220枚/分 | 240枚/分 | 220枚/分 | 160枚/分 |
※ウォームアップタイムは主電源ONから使用可能になるまでの時間です。
印刷頻度の高い会社が選ぶなら?
55枚機の複合機は月間の印刷枚数が11,000枚~40,000枚のオフィスに向いていますが、一度に大量の印刷を行うだけではなく、僅かな印刷を頻繁に行うオフィスでは印刷速度と同じくらいに注目したいポイントがあります。
それは、ウォームアップタイムやファーストコピーなど「立ち上がりの速さ」です。
カラー印刷のファーストコピーが最も速い機種はリコー「IM C5500」の4.2秒で、次にコニカミノルタ「bizhub C558」の4.4秒と続きます。しかし、最も時間が掛かる東芝「e-STUDIO 5015AC」でも5.7秒なので、最速の機種と比べても、その差は1.5秒しかありません。
モノクロのファーストコピーも同様で最も速いリコー「IM C5500」の2.9秒と、最も時間が掛かる東芝「e-STUDIO 5015AC」の4.4秒では1.5秒しか違いがありません。
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
ファーストコピーのタイムは上記の機種であれば、どれを選んでも1.5秒以内と差は小さいですが、ウォームアップタイム(主電源ONから使用可能になるまでの時間)は、機種によってやや差が見られます。
最も速い機種は京セラの「TASKalfa 5053ci」で17秒以下。最も時間が掛かるシャープ「MX-5171」の45秒と比べると、28秒もの差があります。
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
上記の機種を比べると、シャープ「MX-5171」のウォームアップタイムが最も遅いですが、シャープは本来「立ち上がりの速さ」を得意分野としているメーカーです。同じ51枚機の「MX-5150FV」や「MX-5170FV」なら、モノクロで15秒しか掛かりません(カラーは27秒)。
また、シャープの「MX-5171」、富士ゼロックスの「DocuCentre-VII C5573 PFS」、京セラの「TASKalfa 5053ci」には、人感センサー機能が搭載されており、人の接近を感知すると自動でスリープモードが解除され、スムーズに操作を開始することが可能です。
【結論】頻繁に印刷を行う会社にオススメの50~55枚機は→ウォームアップタイムが速く、人感センサーも搭載されている京セラの「TASKalfa 5053ci」がGood.シャープの「MX-5171」と富士ゼロックスの「DocuCentre-VII C5573 PFS」にも人感センサーは搭載されています。
省エネの機種を選ぶなら?
最大消費電力は全機種とも同じ1.5kW以下。ただし、年間のエネルギー消費効率には多少の差があります。
上記の機種の中で、最も年間エネルギー消費効率の数値が大きい機種はコニカミノルタの「bizhub C558」で、年間エネルギー消費効率の値は172kWh/年。最も数値が低いリコー「IM C5500」の113kWh/年とは、59kWh/年の差があります。
これを電気料金に換算すると年間の差額は1,151円~1,771円(東京電力の場合。プランや総消費量によって異ります)で、月間の電気料金の差額は96~147円になります。
しかし、決してコニカミノルタの複合機=消費電力が大きいとは言えません。一例を挙げると、25枚機の「bizhub C250i」の年間エネルギー消費効率は49kWh/年で、リコーの25枚機「IM C2500」の41kWh/年と比べても年間で8kWhの差しかなく、電気料金に換算すると年間156円~240円、月間13円~20円程度です。
今回、コニカミノルタの「bizhub C558」が他メーカーの50~55枚機に比べて電気料金が高かったのは、発売日が関係していると考えられます。他メーカーの50~55枚機は、2018年11月~2019年2月に発売された複合機ですが、コニカミノルタの「bizhub C558」は2016年発売の機種です。
同じコニカミノルタでも25枚機の「bizhub C250i」は2019年5月に発売されたものなので、他メーカーの25枚機とほぼ変わらないエネルギー消費効率の値になっています。
新人Gメン及川
エアコンや冷蔵庫などの家電と同様に、複合機も新しい機種ほど省エネ技術が進歩しており、例えば2013年6月発売のシャープの複合機「MX-5141FN」は2019年3月発売の「MX-5171」と同じ51枚機でありながら、エネルギー消費効率は211kWh/年で、人感センサーや音声アシストが搭載されていないにも関わらず「MX-5171」の157kWh/年と比べて、54kWh/年ほど大きい値になっています。
古い機種を中心に販売されている中古のコピー機は、本体価格こそ安いですが、性能面に劣り消費電力も大きいので、中古で複合機を購入する際は、性能面や消費電力をしっかりと確認しましょう。
【結論】新しい機種であればメーカーによる消費電力の差はほとんどない。一方、中古で販売されている古い機種は消費電力が大きく電気代が掛かる!
高速スキャンの機種は?
用紙代の削減、環境への配慮、オフィススペースの確保、タブレット端末の普及など、様々な理由で社内のペーパーレス化に取り組んでいる企業が増えています。そのため、複合機にも印刷機能だけではなく、スキャン機能が標準搭載され、スピードも求められるようになりました。
上記の機種で言えば、キャノンの「iR-ADV C5550F III」と富士ゼロックスの「DocuCentre-VII C5573 PFS」は、スピードに物足りなさがありますが、その他はほぼ同じで、リコー「IM C5500」、東芝「e-STUDIO 5015AC」、コニカミノルタ「bizhub C558」の3機種が、1分間に片面120枚・両面240枚の高速スキャンを実現しています。
京セラの「TASKalfa 5053ci」は、片面こそ1分間に120枚と最速の3機種と同じですが、両面は220枚と20枚少なく、シャープの「MX-5171」は片面が1分間に110枚、両面が220枚と最速の3機種と比べて10枚~20枚少なくなります。
富士ゼロックスの複合機で高速スキャンを希望する場合は、「DocuCentre-VII C5573 PFS」ではなく、50枚機(カラー50枚/分、モノクロ55枚/分)の「DocuCentre-VII C5588」なら、1分間のスキャン速度が片面135枚・両面270枚と非常に高速です。
【人気のコピー機を徹底解剖】富士ゼロックス DocuCentre-VII C5588
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30社の複合機販売店を独自調査したコピー機Gメンが、安さと対応力に優れた販売店を2~3社ご紹介します。
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他にも稼働音や本体カラー、FAXの性能やフィニッシャーのタイプなど、業種やオフィス環境によって重視するポイントは異なります。
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