新人Gメン及川
ベテランGメン園川
【40~45枚機】複合機をメーカー別で比較!
出典:RICOH
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
印刷速度/分 |
月間の印刷枚数の目安 |
最小枚数 |
最大枚数 |
---|---|---|---|
22枚 |
2,200枚 |
1,200枚 |
3,000枚 |
25枚 |
2,200枚 |
1,200枚 |
3,000枚 |
28枚 |
4,000枚 |
3,000枚 |
6,000枚 |
30枚 |
4,000枚 |
3,000枚 |
6,000枚 |
36枚 |
6,000枚 |
5,000枚 |
8,000枚 |
45枚 |
12,000枚 |
8,000枚 |
27,000枚 |
55枚 |
17,000枚 |
11,000枚 |
40,000枚 |
65枚 |
21,000枚 |
15,000枚 |
50,000枚 |
75枚 |
27,000枚 |
20,000枚 |
60,000枚 |
オペレーター 杏奈
月間の印刷枚数が18,000枚以上であれば、40枚機では物足りないかもしれません。一方、8,000枚より少ない場合は、40枚機以下でも充分ですので、下記の参考ページもご一読下さい。

【25枚機の複合機をメーカー別で比較】画質が良いのは?安いのは?
【30枚機の複合機をメーカー別で比較】安いのは?コンパクトなのは?印刷がキレイなのは?
【35枚機の複合機をメーカー別で比較】安いのは?画質が良いのは?省エネなのは?
各メーカーのオススメ機種7選【40~45枚機】
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | 東芝 | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | キャノン | |
機種名 | Apeos C4570(Model-PFS) | IM C4510 | e-STUDIO 4525AC |
bizhub C450 iS | BP-50C45 | TASKalfa 4054ci | iR-ADV DX C5840F |
印刷速度 (A4ヨコ) |
45枚/分 | 45枚/分 | 45枚/分 | 45枚/分 | 45枚/分 | 40枚/分※ | 40枚/分※ |
機種の外観 | ![]() |
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発売日 | 2021年4月 | 2023年2月 | 2022年7月 | 2022年10月 | 2022年4月 | 2021年9月 | 2021年7月 |
幅×奥行:mm※ | 1056×720 | 1104×701 | 977×822 | 937×688 | 1003×653 | 920×665 | 942×722 |
重量 | 126Kg | 87Kg | 79Kg | 100Kg | 79Kg | 95Kg | 105Kg |
メモリ | 4GB | 8GB | 4GB | 4GB | 5GB | 4GB | 5GB |
SSD | 128GB | 256GB | 128GB | 256GB | 128GB | SSD32GB HDD320GB |
256GB |
本体定価:税別 | 294万円 | 191万円 | 212万円 | 250万円 | 183万円 | 158万円 | 210万円 |
※京セラ&キャノンは40枚機です。また、幅×奥行=機械占有寸法です。
本体価格の安さで選ぶなら「京セラ」
各メーカーの45枚機(京セラ・キャノンは40枚機)を並べてみましたが、本体価格は京セラの「TASKalfa 4054ci」が最も安く、次いでシャープの「BP-50C45」でした。
月間の印刷枚数が18,000枚以下なら京セラの「TASKalfa 4054ci」が、それ以上ならシャープの「BP-50C45」がコスパに優れた機種と言えるでしょう。
一方、定価ベースで最も高額な機種は富士フイルム(ゼロックス)の「Apeos C4570(Model-PFS)」で、同じ45枚機のリコー「IM C4510」とは103万円、東芝「e-STUDIO4525AC」とは82万円の差があります。
しかし、定価は「あくまでも定価」であり、実際は定価の約50%~70%の金額でリース・購入が可能です。
【結論】40~45枚機の複合機を安さで選ぶなら→京セラの「TASKalfa 4054ci(40枚機)」がオススメ!月間の印刷枚数が18,000枚を上回るようなら40枚機では遅く感じることもあるので、45枚機のリコー「IM C4510」が良いでしょう。

【コピー機の値引き方法】複合機の購入・入替え時の相見積りは必須!
【複合機リースのホントの価格】定価より実売料金はどのくらい安くなる?
【実例】相見積りでの値引き交渉!
【コピー機を安く買う方法】富士フイルム(ゼロックス)編・リコー編・キャノン編・コニカミノルタ編・シャープ編・京セラ編
省スペースで選ぶなら「京セラ」
A3対応の45枚機ともなれば、複合機の設置にかなりの場所を必要とします。カタログや公式サイトのスペック表には「大きさ(横幅×奥行×高さ)」と「機械占有寸法」の両方が記載されていますが、手差しトレイの開放時などを考えて、「機械占有寸法」の方を参考にしましょう。
なかでも、個人事務所やSOHOなど設置スペースに限度がある場合は、快適な空間を保つためにも、コンパクトな機種を選ぶことが大切です。
上記で紹介した機種の中で、最も横幅を取らない機種は京セラ「TASKalfa 4054ci」の920mmで、奥行きも665mmと、シャープ「BP-50C45」の653mmに次いで小さくなっています。
横幅×奥行=機械占有寸法を小さい順に並べると、京セラ「TASKalfa 4054ci」、コニカミノルタ「bizhub C450 iS」、キヤノン「iR-ADV DX C5840F」、シャープ「BP-50C45」となっています。
一方、リコーの「IM C4510」は横1,104×奥行701mm、東芝の「e-STUDIO 4525AC」は横977×奥行822mm、富士フイルム(ゼロックス)の「Apeos C4570(Model-PFS)」は横1,056×奥行720mmと、ゆとりのある設置スペースが必要です。
【結論】省スペースを重視して40~45枚機の複合機を選ぶなら→京セラ「TASKalfa 4054ci」がベスト。
オペレーター 杏奈
使いやすさで選ぶなら「シャープ」
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | 東芝 | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | キャノン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
機種名 | Apeos C4570(Model-PFS) | IM C4510 | e-STUDIO 4525AC |
bizhub C450 iS | BP-50C45 | TASKalfa 4054ci | iR-ADV DX C5840F |
操作パネルのサイズ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ |
操作パネルの画像 | ![]() |
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テンキー | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト |
フリック・ドラッグ | ○ | ○ | × | 〇 | 〇 | 〇 | ○ |
ピンチイン・アウト | プレビュー画面では可 | ○ | × | × | 〇 | プレビュー画面では可 | ○ |
角度調整 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
wifi対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ○ | 〇 | ○ |
給紙枚数:標準 | 2,400枚 | 1,180枚 | 1,200枚 | 1,140枚 | 720枚 | 1,200枚 | 2,560枚 |
給紙枚数:最大 | 5,880枚 | 5,690枚 | 7,120枚 | 7,555枚 | 7,120枚 | 7,050枚 | 7,130枚 |
FAX | ○ | △ | △ | △ | ○ | △ | ○ |
FAX電送時間 | 2秒台 | 約3秒 | 2秒台 | 2秒台 | 2秒台 | 3秒未満 | 約2.6秒 |
※FAXの△印はオプション。
近年は多くのメーカーでスマホライクの操作性を取り入れており、複合機の『使いやすさ』は格段にアップしています。
出典:リコー
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
操作パネルに関しては各メーカーとも10.1インチと同一サイズで、どのメーカーもパネルの角度が調整可能です。それぞれ工夫を凝らしていますが、はっきり言って似通っているため、『使いやすさ』の面で大きな違いは見られません。
強いて挙げるならば、シャープの複合機は『やさしい』をコンセプトの1つに掲げており、原稿の取り忘れや用紙補充、印刷完了を音声でお知らせする音声アシスト、FAXの受信やエラーをLEDでナビゲートするコミュニケーションランプなど、初心者でも複合機に付きっきりにならずに済む機能が標準搭載されています。
【結論】初心者でも安心して使える40~45枚機の複合機を選ぶなら→シャープの「BP-50C45」がオススメ!業務の無駄を省くだけではなく情報漏洩も防止します。
印刷の美しさで選ぶなら「富士フイルム(ゼロックス)」
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | 東芝 | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | キャノン | |
機種名 | Apeos C4570(Model-PFS) | IM C4510 | e-STUDIO 4525AC |
bizhub C450 iS | BP-50C45 | TASKalfa 4054ci | iR-ADV DX C5840F |
機種の外観 | ![]() |
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コピー読込解像度 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 | 600×600 |
コピー書込解像度 | 1,200×2,400 | 600×600 | 600×600 | 1,800×600 | 600×600 | 1,200×1,200 | 1,200×1,200 |
諧調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 | 256階調 |
プリント解像度 | 1,200×2,400 | 1,200×1,200 | 600×600 | 1,800×600 | 1,200×1,200 | 1,200×1,200 | 1,200×1,200 |
※諧調=256諧調は1670万色。解像度はdpi.
解像度のdpiとは?
解像度に使われる単位『dpi』とは “dots per inch” の略で、1インチ内に表現できるドット数を表します。『dpi』の数が大きいほど密度の濃い印刷に仕上がります。例えば、1,200dpi×2,400dpiの機種と600dpi×600dpiの機種を比較すると、解像度の高い1,200dpi×2,400dpiの機種の方が、きめ細かい印刷物が期待できます。
しかし、一般的には人の目で300dpi以上の解像度を判別できないと言われており、高解像度の機種は印刷速度の低下や本体価格の高額化などデメリットを招くこともあります。デザイン系の事務所や小さな文字や線など、細かい表現や再現性にこだわりを持つ場合は解像度の高い機種をオススメしますが、それ以外であれば600dpi×600dpiの解像度でも印刷の品質に問題を感じることはありません。
オペレーター 杏奈
印刷の品質で最も高く評価されているメーカーは富士フイルム(ゼロックス)で、他メーカーと比べて本体価格は高額ですが、再現が難しいと言われているブルー系の発色にも定評があり、グラデーションの滑らかさ等にも優れています。
過去にコピー機Gメンが行った「富士フイルム(ゼロックス)、キャノン、コニカなど複合機各社の関係者が揃った座談会」や「色調調整の専門家による評価」でも、富士フイルム(ゼロックス)の画質は好評でした。
他にもキャノンやコニカミノルタなどカメラメーカーの複合機は、写真印刷やカラー印刷に長けているなど、メーカーによって異なる特徴を持っています。
また、東芝の複合機は特殊用紙への対応力に優れており、耐水紙・耐水シール・クリアホルダー・特殊加工紙・LEDパネル用フィルムなど、様々な種類&サイズの用紙に対応し、屋外や事務所内に貼る掲示物やポスター、店舗内のPOPやメニューなどが急に必要になった際も、1枚から作成できるため、無駄のない内製化が実現でき、コスト削減にも役立ちます。
【結論】印刷の美しさで45枚機の複合機を選ぶなら→イチオシは富士フイルム(ゼロックス)の「Apeos C4570(Model-PFS)」です!様々な用紙へ印刷するなら東芝の「e-STUDIO 4525AC」がオススメです!
印刷頻度の高い会社が選ぶなら「シャープ」
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | 東芝 | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | キャノン | |
機種名 | Apeos C4570(Model-PFS) | IM C4510 | e-STUDIO 4525AC |
bizhub C450 iS | BP-50C45 | TASKalfa 4054ci | iR-ADV DX C5840F |
機種の外観 | ![]() |
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ファーストコピー:カラー | 5.7秒 | 5.4秒 | 5.7秒 | 5.0秒 | 6.5秒 | 5.9秒 | 6.1秒 |
ファーストコピー:モノクロ | 4.4秒 | 3.6秒 | 4.4秒 | 3.8秒 | 4.6秒 | 4.5秒 | 4.1秒 |
ウォームアップ:カラー | 30秒以下 | 21秒 | 約20秒 | 17秒以内 | 16秒 | 17秒以下 | 30秒以下 |
ウォームアップ:モノクロ | 30秒以下 | 24秒 | 約20秒 | 15秒以内 | 16秒 | 17秒以下 | 30秒以下 |
リカバリータイム | 6秒以下 | 6.4秒 | 12秒以下 | 非公開 | 非公開 | 14.4秒以下 | 6秒以下 |
※ウォームアップタイムは主電源ONから使用可能になるまでの時間です。
45枚機の複合機は月間の印刷枚数が約8,000枚~27,000枚のオフィスに向いていますが、一度に大量の印刷を行うだけではなく、数枚の印刷を頻繁に行う場合は印刷速度と同じくらい注目したいポイントがあります。
それはウォームアップタイムやファーストコピーなど「立ち上がりの速さ」です。
カラー印刷のファーストコピーが最も速い機種はコニカミノルタ「bizhub C450 iS」の5.0秒で、次にリコー「IM C4510」の5.4秒と続きます。しかし、最も時間が掛かるシャープ「BP-50C45」でも6.5秒なので、その差は約1.5秒程度しかありません。
一方、ウォームアップタイム(主電源ONから使用可能になるまでの時間)はシャープの「BP-50C45」が16秒と、富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンの30秒に比べて14秒の差があります。
【結論】頻繁に印刷を行う会社にオススメの40~45枚機は→ウォームアップタイムが速いシャープの「BP-50C45」がおすすめ。
高速スキャンの機種なら「リコー」
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | 東芝 | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | キャノン | |
機種名 | Apeos C4570(Model-PFS) | IM C4510 | e-STUDIO 4525AC |
bizhub C450 iS | BP-50C45 | TASKalfa 4054ci | iR-ADV DX C5840F |
機種の外観 | ![]() |
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スキャン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スキャン:片面 | 135枚/分 | 150枚/分 | 120枚/分 | 140枚/分 | 80枚/分 | 137枚/分 | 135枚/分 |
スキャン:両面 | 270枚/分 | 300枚/分 | 240枚/分 | 280枚/分 | – | 274枚/分 | 270枚/分 |
近年はペーパーレスを推奨しているオフィスが増え、印刷だけではなく、スキャンにもスピードが求められるようになりました。
上記の機種で言えば、シャープの「BP-50C45」を除いてスキャンの速度は横並びに近く、リコー「IM C4510」は、1分間に片面150枚・両面300枚で最速です。
【結論】スキャンのスピードを重視するなら、リコーの「IM C4510」がおすすめ!
省エネ性能には、ほぼ差はなし!
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | 東芝 | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | キャノン | |
機種名 | Apeos C4570(Model-PFS) | IM C4510 | e-STUDIO 4525AC |
bizhub C450 iS | BP-50C45 | TASKalfa 4054ci | iR-ADV DX C5840F |
機種の外観 | ![]() |
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最大消費電力 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW以下 | 1.5kW | 1.5kW以下 |
エネルギー消費効率/年 | 94kWh | 78kWh | 105kWh | 108kWh | 96kWh | 91kWh | 86kWh |
最大消費電力は全機種とも同じ1.5kW以下。ただし、年間のエネルギー消費効率には多少の差があります。
上記の機種の中で、最も数値が大きいコニカミノルタの「bizhub C450 iS」は108kWh/年で、最も数値が低いリコー「IM C4510」の78kWh/年とは、30kWh/年の差があります。
ただし、これを電気料金に換算すると年間の差額は810円程度(料金単価が27円/kWhの場合で計算)。月の電気料金に換算すると差額は約67円と小さく、どの機種を選んでも電気料金の違いはそれほど大きくありません。
しかし、同じメーカー&同じ印刷速度の複合機でも、古い機種を選んでしまうと、年間のエネルギー消費効率の値は大きくなります。
一例を挙げると、2013年6月発売のシャープ「MX-4141FN」は「BP-50C45」より低速な41枚機ながら、エネルギー消費効率は156kWh/年で、「BP-50C45」の96kWh/年と比べて、60kWh/年ほど大きい値になっています。
中古のコピー機は本体価格こそ安いですが、古い機種ほど性能面に劣り、消費電力も大きいので、中古で購入する際は使える機能や消費電力をしっかりと確認しましょう。
【結論】新しい機種であればメーカーによる消費電力差はほとんどない。一方で古い機種は消費電力が大きく電気代が掛かる!
【まとめ】複合機選びに迷ったらコピー機Gメンに相談を
複合機の40~45枚機を比較まとめ
- 複合機本体の安さ:京セラ
- コンパクトさ:京セラ
- 使いやすさ:シャープ
- 印刷のきれいさ:富士フイルム(ゼロックス)
- 立ち上がりの速さ:シャープ
- 高速スキャン:リコー
- 新機種であれば、省エネ性能にほぼ差はない
オペレーター 杏奈