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25枚機の複合機をメーカー別で比較!
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オペレーター 杏奈
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印刷速度/分 | 月間の印刷枚数の目安 | 最小枚数 | 最大枚数 |
22枚 | 2,200枚 | 1,200枚 | 3,000枚 |
25枚 | 2,200枚 | 1,200枚 | 3,000枚 |
28枚 | 4,000枚 | 3,000枚 | 6,000枚 |
30枚 | 4,000枚 | 3,000枚 | 6,000枚 |
36枚 | 6,000枚 | 5,000枚 | 8,000枚 |
45枚 | 12,000枚 | 8,000枚 | 27,000枚 |
55枚 | 17,000枚 | 11,000枚 | 40,000枚 |
65枚 | 21,000枚 | 15,000枚 | 50,000枚 |
75枚 | 27,000枚 | 20,000枚 | 60,000枚 |
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各メーカーのオススメ機種【25枚機】
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | キャノン | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | 東芝 | |
機種名 | Apeos C2570(Model-PFS) | IM C2510 | iR-ADV C3926F | bizhub C250 iS | BP-60C26 | TASKalfa 2554ci | e-STUDIO 2525AC |
印刷速度(A4ヨコ) | 25枚/分 | 25枚/分 | 26枚/分※ | 25枚/分 | 26枚/分※ | 25枚/分 | 25枚/分 |
機種の外観 | ![]() |
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発売日 | 2021年04月 | 2019年1月 | 2023年8月 | 2022年10月 | 2022年2月 | 2021年1月 | 2022年7月 |
幅×奥行:mm※ | 1032×677 | 1,104×738 | 894×719 | 937×688 | 1003×653 | 920×665 | 977×822 |
重量 | 120Kg | 84Kg | 80Kg | 84Kg | 80Kg | 90Kg | 80Kg |
メモリ | 4GB | 2GB | 3.5GB | 8GB | 5GB | 4GB | 4GB |
HDD又はSSD | 128GB | 320GB | 256GB | 256GB | 250GB | 32GB | 128GB |
本体定価:税別 | 216万円 | 107万円 | 177万円 | 140万円 | 128万円 | 123万円 | 132万円 |
※キャノン、シャープは25枚機ではなく、それぞれ26枚機です。また、幅×奥行=機械占有寸法です。
価格の安さで選ぶなら、リコー「IM C2510」
各メーカーの25枚機を並べてみましたが、本体価格はリコー「IM C2510」と京セラ「TASKalfa 2554ci」が安い結果となりました。この2機種に次いでシャープ「BP-60C26」、コニカミノルタ「bizhub C250 iS」、東芝「e-STUDIO 2525AC」が続きます。
最も高額な機種は富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」の216万円で、リコー「IM C2510」とは109万円、京セラ「TASKalfa 2554ci」とは93万円の差があります。
【結論】25枚機の複合機を安さで選ぶなら→リコー「IM C2510」と京セラ「TASKalfa 2554ci」がオススメ!
しかし、定価は「あくまでも定価」であり、実際は定価の約50%~70%の金額でリース・購入することが可能です。

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【コピー機を安く買う方法】富士フイルム(ゼロックス)編・リコー編・キャノン編・コニカミノルタ編・シャープ編・京セラ編
スモールオフィスが選ぶなら、キャノン「iR-ADV C3926F」
複合機の設置は意外と場所を必要とするため、スモールオフィスや自宅兼事務所の場合は、なるべくコンパクトな機種を選びたいもの。
上記で紹介した25枚機の中で、最も横幅を取らない機種はキャノン「iR-ADV C3926F」の894mmですが、奥行きの長さは3番目に大きい719mmで、逆に最も奥行きを必要としない機種はシャープ「BP-60C26」の653mmですが、コチラは横幅の長さが1,003mmと大きくなっています。
横幅×奥行き=機械占有寸法が最も小さいのは、京セラの「TASKalfa 2553ci」602,600mm(横920×奥行665mm)で、次いでコニカミノルタ「bizhub C250i」の644,656mm(横937×奥行688mm)です。
また、リコー「IM C2510」、東芝「e-STUDIO 2525AC」は「機械占有寸法」が700,000mmを超えるため、スペースにゆとりが必要です。
【結論】スモールオフィスで25枚機の複合機を選ぶなら→キャノン「iR-ADV C3926F」またはシャープ「BP-60C26」が良し!
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【関連記事】省スペースにも最適!小型複合機・卓上複合機のオススメ機種は?
使いやすさで選ぶなら、シャープ「BP-60C26」
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | キャノン | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | 東芝 | |
機種名 | Apeos C2570(Model-PFS) | IM C2510 | iR-ADV C3926F | bizhub C250 iS | BP-60C26 | TASKalfa 2554ci | e-STUDIO 2525AC |
操作パネルのサイズ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ |
操作パネルの画像 | ![]() |
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テンキー | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト | ソフト |
フリック・ドラッグ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
ピンチイン・アウト | プレビュー画面では可 | ○ | ○ | ○ | ○ | プレビュー画面では可 | × |
角度調整 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
wifi対応 | 〇 | 〇 | ○ | 〇 | ○ | 〇 | 〇 |
給紙枚数:標準 | 2,510枚 | 1,280枚 | 2,680枚 | 1,305枚 | 720枚 | 1,365枚 | 1,300枚 |
給紙枚数:最大 | 5,880枚 | 3,050枚 | 3,960枚 | 7,555枚 | 7,120枚 | 9,565枚 | 3,660枚 |
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出典:リコー
近年、どのメーカーもスマホやタブレットの『使いやすさ』を複合機に搭載しています。指先ひとつで直感的に操作できるので、新入社員や増え続ける外国人スタッフなど、複合機に初めて触れる方でも簡単に操作を実行することが可能です。
各メーカーとも操作パネルは10.1インチで、パネルの角度も調整できるため、『使いやすさ』の面で大きな違いはありませんが、あえて挙げるとすれば、シャープ「BP-60C26」は、ユーザーごとにカスタマイズされたホーム画面に『簡単ログイン』ができること、操作に応じてLEDランプの点灯でお知らせをしてくれること、音声によるガイドが受けられること等、より初心者にやさしい設計になっています。
【結論】使いやすい25枚機の複合機を選ぶなら→初心者でも操作が簡単なシャープの「BP-60C26(26枚機)」がオススメ!
画質の良さで選ぶなら、富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」
富士フイルム(ゼロックス) | リコー | キャノン | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | 東芝 | |
機種名 | Apeos C2570(Model-PFS) | IM C2510 | iR-ADV C3926F | bizhub C250 iS | BP-60C26 | TASKalfa 2554ci | e-STUDIO 2525AC |
機種画像 | ![]() |
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コピー読込解像度(dpi) | 600×600 | ||||||
コピー書込解像度(dpi) | 1,200×2,400 | 600×600 | 600×600 | 1,800×600 | 600×600 | 1,200×1,200 | 600×600 |
諧調 | 256階調(1670万色) |
dpiとは “dots per inch” の略で、1インチ内に表現できるドット数を表し、数が多いほど密度が濃く詳細な表現ができます。よって、解像度が1,200dpi×2,400dpiの機種と解像度が600dpi×600dpiの機種を比較すると、数が大きい1,200dpi×2,400dpiの方が、きめ細かく印字できます。
しかし、あくまでも理論上の話であって、人間の目では300dpi以上の印刷物を判別できないため、dpiを高くしても、それほど大きな違いを感じられず、印刷速度が遅くなる、本体価格が高額になる等、デメリットも生じます。デザイン系の事務所など、よほど強いこだわりがあるオフィスを除けば、600dpi×600dpiでも印刷の品質には全く問題ありません。
解像度だけを比較すると、ややリコーと東芝が弱い印象を受けますが、人の目では認識できないステージまで進んでいるので、600×600dpiもあれば充分です。
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品質で評判が良いメーカーは、やはり富士フイルム(ゼロックス)。本体の価格は高いですが、再現が難しいと言われている青系の色もキレイに印刷できる他、画像の再現性が高い、グラデーションがなめらか等、「ゼロックス、キャノン、コニカなど複合機各社の関係者が揃った座談会」や「色調調整の専門家による評価」でも、富士フイルム(ゼロックス)の画質は高く評価されています。
他にも、キャノンはカメラメーカーならではのカラー印刷技術に長け、コニカミノルタは大手フィルム、カメラメーカーとして培った基礎技術が複合機にも転用されているため発色に優れている等、メーカーごとの特徴があります。
一方、東芝は発色の正確性や画質の美しさなどは正直イマイチの評価ですが、耐水紙、耐水シール、クリアホルダー、特殊加工紙、LEDパネル用フィルムなど、様々な種類・サイズの特殊用紙へ印刷できることが強みで、急に必要になった時でも1枚から作成できるため、内製化でのコスト削減に有効です。
【結論】25枚機の複合機で画質にこだわるなら→富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」が良し!写真の印刷が多いなら→キャノン「iR-ADV C3926F(26枚機)」とコニカミノルタ「bizhub C250 iS 」もGood!
富士ゼロックス | リコー | キャノン | コニカミノルタ | シャープ | 京セラ | 東芝 | |
機種名 | Apeos C2570(Model-PFS) | IM C2510 | iR-ADV C3926F | bizhub C250 iS | BP-60C26 | TASKalfa 2554ci | e-STUDIO 2525AC |
機種の外観 | ![]() |
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ファーストコピー:カラー | 8.7秒 | 7.4秒 | 8.4秒以下 | 6.9秒以下 | 7.6秒 | 8.5秒以下 | 7.8秒 |
ファーストコピー:モノクロ | 6.3秒 | 5.1秒 | 6.1秒以下 | 5.2秒以下 | 6.5秒 | 6.4秒以下 | 5.9秒 |
ウォームアップ:カラー | 30秒以下 | 24秒 | 30秒以下 | 13秒以下 | 18秒 | 18秒以下 | 約20秒 |
ウォームアップ:モノクロ | 30秒以下 | 24秒 | 30秒以下 | 11秒以下 | 18秒 | 18秒以下 | 約20秒 |
リカバリータイム | 5秒以下 | 6.5秒 | 10秒以下 | – | – | 非公開 | 12秒以下 |
最大消費電力 | 1.5kW以下 | ||||||
TEC値 | 0.25kWh | 0.23kWh | – | 0.29kWh | 0.28kWh | – | – |
スリープ時消費電力 | 0.5W | 0.3W | – | 0.5W | – | 0.4W | – |
スキャン片面 | 80枚/分 | 80枚/分 | 70枚/分 | 100枚/分 | 80枚/分 | 100枚/分 | 120枚/分 |
スキャン両面 | 160枚/分 | 150枚/分 | 35枚/分 | 200枚/分 | ✕ | 200枚/分 | 240枚/分 |
オプション:ホチキス留め | ○(50枚) | 〇(65枚) | ○(50枚) | ○(50枚) | ○(65枚) | ○(100枚) | ○(65枚) |
オプション:針ナシ綴じ | 10枚 | 10枚 | 10枚 | ✕ | 10枚 | ✕ | ✕ |
※ウォームアップタイムは主電源ONから使用可能になるまでの時間です。また、ホチキス留めはインナータイプのフィニッシャー(本体に収まるタイプ)であれば、全メーカーともオプションで取り付け可能です。
こまめに印刷を行う会社が選ぶなら、コニカミノルタ「bizhub C250 iS」
月間の印刷枚数が約2,000枚のオフィスでも、1,000枚程度の大量印刷を月に2回行うオフィスと、数枚の印刷を頻繁に行うオフィスでは着目するポイントが異なります。
大量印刷ではなく、こまめに印刷を行うオフィスでは印刷速度と同じくらいに「立ち上がりの速さ」が重要です。
カラー印刷のファーストコピーが最も速い機種はコニカミノルタ「bizhub C250 iS」の6.9秒以下で、最も時間が掛かる富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」の8.7秒と比べると、1.8秒の差があります。
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ウォームアップタイム(主電源ONから使用可能になるまでの時間)が最も速い機種はコニカミノルタ「bizhub C250 iS」で13秒以下、最も時間が掛かる富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」の30秒と比べると、17秒もの差があります。
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【結論】こまめに印刷を行う会社にオススメの25枚機は→コニカミノルタ「bizhub C250 iS」がオススメ。
省エネ性能には、ほぼ差がない!
最大消費電力は全機種とも同じ。TEC値とスリープ時の消費電力に多少の差がありますが、月単位の電気料金を比較するとその差はほとんどありません。
TEC値とは「Typical Electricity Consumption」の略で、1週間(稼働とスリープ・オフが繰り返される5日間+スリープ・オフ状態の2日間)の標準的な消費電力の試算値を表します。オフィスによっては週に7日間稼働していることもあり、正確な数値は使用頻度や環境によって異なります。
しかし、古い機種と最新の機種では大きな違いがあります。一例を挙げると、2005年発売のシャープ「MX-2300FG」は、TEC値が7.03kWhと「BP-60C26」の25倍以上もあり、毎月の電気料金も25倍以上掛かってしまいます。
中古のコピー機は、たしかに安いですが、古い機種ほど省エネ仕様に設計されておらず、たとえ本体価格が安くてもランニングコストが割高になってしまう可能性があるので注意しましょう。
【結論】新しい複合機であれば省エネ仕様。古い機種ほど電気代が掛かる!
【まとめ】複合機選びに迷ったらコピー機Gメンに相談を
以上、複合機を6つの項目で比較しました。
- 本体価格が安価:IM C2510、TASKalfa 2554ci
- 省スペース:iR-ADV C3926F
- 操作性:BP-60C26
- 画質:Apeos C2570(Model-PFS)
- 印刷頻度が高い:bizhub C250 iS
- 新機種なら、省エネ性能にほぼ差はない
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